アドレスとネットワークさえ合っていれば仮想通貨が紛失する事は絶対ありません。
本記事ではバイナンスからメタマスクにBNBを送金する手順について解説していきます。
バイナンスからメタマスクへBNBの送金方法
バイナンスのホーム画面から「フォレット」→「フィアットと現物(入金と出金)」に進みます。
送りたい通貨の「出金」を選択、今回はBNBをメタマスクに送ります。
送金先の「アドレス」を入力するとネットワークが自動で設定されるので、最後に送りたい数量を設定します。
仮想通貨の送金ネットワークについて
自動でネットワークが選択されない場合は、ネットワークを選ぶ必要があります。
対象通貨がどのネットワークに対応しているかはcoinmarketcapで確認出来ます。
例えば、「USDT」複数のネットワークに対応している事が分かります。
仮想通貨は複数のネットワークを持っている場合が殆どで、基本的にネットワークは送金手数料が安くて早い、もしくは使い慣れているものを選択すれば問題ありません。
※なぜ複数のネットワークを持っているかそれぞれのネットワークで展開されている経済圏(DEXなど)で取引してもらい、流動性や需要を高めたいという開発者側の意図がある為。
Binanceでの送金が完了したら下部の「最近の出金状況」から送信状況が確認出来ます。
送金が完了して2分ほどでメタマスクに反映されました!
仮想通貨の送金時間について
送金時間はどのネットワークを使うかで変わってきます。
先ほどのBNBの送金はBSCネットワークで2分ほどでしたが、イーサリアムではもっと時間が掛かります。
こちらの記事で日本から海外送金する際に、もっとも速い通貨を検証してみましたので興味がある方は見てみてください。
仮想通貨の送金手数料について
送金時間と同じように送金手数料もネットワーク事に違います。基本的にイーサリアムネットワークは手数料が高いです。BSCネットワークの数倍ぐらいですかね。
ネットワーク事の送金手数料を比べてみましたので興味がある方は見てみてください。
仮想通貨の送金ネットワークを間違えた場合
仮想通貨をメタマスクに送金する場合、メタマスクが対応しているネットワークであればネットワークを間違えても仮想通貨は殆どの場合紛失しません。
メタマスクはネットワークを切り替えてもアドレスは変わらない場合が多いからです。
それに比べ仮想通貨取引所への送金ではネットワークごとにアドレスが違うので、ネットワークを間違えるとロスト(仮想通貨紛失)してしまいます。
あえて送金ネットワークを間違えてみた
バイナンスからメタマスクの送金で、あえて送金ネットワークを間違えてみました。
試しにUSDTの送金でBSCネットワークとイーサリアムネットワークを間違えてみましょう。
メタマスクのイーサリアムアドレスをコピー。
バイナンスでメタマスクのイーサリアムアドレスにBSCネットワークで送金。
送金後、当然メタマスクには反映されていません。
ネットワークをBSCネットワークに切り替えて、USDTを追加してみると・・・
ありました。
繰り返しになりますが、メタマスクのウォレットアドレスはネットワークを変えても殆どが同じなので仮想通貨は紛失する事はありません。
それに比べ仮想通貨取引所は、同一通貨でもネットワークが違うとウォレットアドレスが変わる事が殆どですので、その場合は間違えるとその通貨とは永遠にさよならになるので何度も確認しましょう。